2013年10月

再会

白海老のかき揚げ丼

PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME

北陸JR乗りつぶしの旅一日目の全ての乗車が無事に済んだあと、
駅前のビジネスホテルにチェックインして旅装を解き、富山在住の元同僚にメールで連絡。
なんと既にホテル前までクルマで迎えに着いているとのことでした。

久しぶりに会う同僚は元気そうなので何よりです。
クルマに乗り、とても立派な橋で富山新港を渡り、射水市にある割烹へ。
そこで富山名物の白海老を使ったかき揚げと刺身をメインにした夕食を食べました。
久しぶりなので、一緒の職場にいた頃の懐かしい話や私が転職してしまった後の会社事情など話は尽きず、
白海老の美味しさも手伝って、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

もっと話していたかったけれど、明日は8時の特急に乗らなければならないので22時くらいにはホテルに戻り、
シャワーを浴びてすぐ寝てしまいました。


城端線

氷見駅

PENTAX K-7 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL(IF) DC WR

15時46分、終点の氷見(ひみ)に到着。これで未乗区間の氷見線全線を制覇しました。
ホームには、折り返し高岡ゆきになるこの列車に乗ろうとする高校生たちが大勢待っています。
大急ぎで駅舎の写真を撮り、15時56分発。わずか10分の滞在で氷見を後にします。

チューリップ列車

氷見線と城端線の車両は共通なので、城端線沿線のゆるキャラ「チューリ君」が描かれた車両も氷見まで来ることがあります。

氷見で大勢乗ったと言ってもまだ席はちらほら空いていましたが、越中国分に到着すると様子が一変、帰宅する男女高校生が大挙して乗り込み超満員になりました。

にぎやかな高校生で超満員の氷見線は16時28分定刻に本日2回目の高岡に到着。

次の城端(じょうはな)線まで、乗り換え時間は5分しかありません。のろのろとした動作の高校生たちでごった返している高岡駅構内のコンコースを突っ切り、城端線ホームへ急ぐと案の定また帰宅高校生で超満員。
なんとか乗りこんで吊革につかまることが出来ましたが、すこしウンザリ。でも実は意味も無くこの列車に乗っている私の方が高校生たちに迷惑をかけている存在なので、文句を言う資格はありません。

16時33分定刻に発車。満員の高校生を乗せた城端ゆきディーゼルカーは、夕日に映えた田んぼの中を淡々と南下し、油田(あぶらでん)という変わった名前の無人駅を出ると、やがてチューリップで有名な砺波(となみ)に到着します。
砺波では大量の人が降り若干の人が乗り、車内は半分くらいになりました。
その後はほぼ降車する人しかいなく、福光(ふくみつ)を出ると2両目の車両は私を含めて3人の客。2両編成で数人の客を乗せたディーゼルカーは、うす暗くなってきた城端駅に17時28分定刻に到着しました。未乗区間の城端線全線を制覇です。

城端線の夕日

福光を発車すると車内も景色も寂しい感じになってきました

城端駅

木造瓦屋根の駅舎が残る城端駅に到着

城端駅

城端駅は昭和の雰囲気が残る終着駅

城端駅は木造駅舎で駅員もいて、昭和の国鉄の雰囲気が漂ういい駅でした。
想像していた通りの雰囲気に満足し、折り返し17時42分発の高岡ゆきで城端を後にします。

高岡は藤子F不二雄さんの出身地なので城端線・氷見線にはハットリくん車両が走っています

高岡は藤子F不二雄さんの出身地なので城端線・氷見線にはハットリくん車両が走っています

その後はまた、福光、福野、砺波と高校生と勤め帰りの人が大勢乗り、満員の状態で18時31分、本日3回目の高岡に到着。
18時37分発の北陸本線直江津ゆきに乗り換え18時55分定刻に富山に到着。

413系

413系電車で富山到着。この日の乗車はこれでおしまい。

これで本日の乗車全て完了。
今朝、錦糸町から「あずさ」に乗ったことなど、遠い昔のことのように思えます。


雨晴で途中下車

雨晴駅

PENTAX K-7 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL(IF) DC WR

氷見(ひみ)ゆきのディーゼルカーは、無人駅の越中国分を発車すると富山湾すれすれのところをのんびり走り、14時38分に雨晴(あまはらし)に着きます。昔からこの駅名に惹かれて行ってみたかったので、今回は途中下車して周辺を散策します。

雨晴のホームでは駅員さんが列車を出迎えていて、下車したお客さんからキップを回収しています。
最近のローカル線はかなりの駅が無人になってしまったので、駅員さんがいるとホッとします。
駅前広場には駅名票と雨晴海岸の風景写真をならべたものが展示されていました。(上の写真)

氷見線撮影

雨晴で氷見線の撮影に挑戦

氷見線の越中国分~雨晴間は鉄道写真撮影の名所になっているので、私も挑戦してみました。
写っているのは、先ほど雨晴まで乗ってきた車両で、終点の氷見で折り返してきたものです。
後で知りましたが、この場所からこの角度で撮るのは午前中が定番だそうです。そうしないと上の写真のように列車の先頭部分が暗くなってしまうからだそうで、やはり撮り鉄(鉄道撮影)は奥が深いんだなと感心させられました。私には撮り鉄よりも、単に列車に乗ってボンヤリしてればいいだけの乗り鉄のほうが性に合っているようです。

ところで「あまはらし」という地名、なんとなく愉快な感じですが、これは源義経が京都から東北へ逃亡する際に、この近くの岩陰でにわか雨が晴れるのを待ったことに由来するとのことです。

義経岩

源義経が雨宿りしたという岩(義経岩)

踏切

踏切の向こうに雨晴海岸が見えます

氷見ゆき

次の氷見ゆき列車は、国鉄時代の「たらこ色」一色

抜けるような青空の「あまはらし」をちょうど1時間散策し、清々しい気分で15時38分発の氷見ゆきに乗車します。先頭車両が懐かしい旧国鉄時代の「たらこ色」に塗られたキハ47の2両編成がきました。


氷見線

氷見線

PENTAX K-7 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL(IF) DC WR

糸魚川から特急はくたかに乗って1時間、13時52分定刻に富山県第二の都市、高岡に到着。
高岡は東西方向に北陸本線、北へ氷見(ひみ)線、南に城端(じょうはな)線と上から見ると十字状に路線が伸びています。
私は北陸本線は既に全線(米原~直江津)乗ったことがありますが、氷見線と城端線は未乗車なので、今回はこの両方を乗りつぶす計画で来ています。
先に乗る氷見線のディーゼルカーの車内は平日の午後ということで、1~2割の乗車率。日の当たる4人ボックス席を独り占めして発車を待っていると、アイドリングの「カラカラカラカラ・・・」という音も相まって、眠気が漂ってきます。
それでも発車時刻の14時15分になると、エンジンが「ガーーーーー」と唸りだし、しかしその轟音には見合わないゆっくりした動作でノソノソと高岡を出発しました。

氷見線

氷見線の車両は
かわいいイラスト付

高岡の車両基地を横目に大動脈である北陸本線から分かれると、しばらくは臨港鉄道らしく工業地帯の中を走り、やがて富山湾の沿岸ぎりぎりのところを走ります。